これは生まれた時点での家族という意味でいいですよね?
答:ないです。
匿名だから書けるけどあの家族で良かった事など何もない。
物心ついた時に母親はいなかったし
そもそも世の中の家庭に母親という存在がある事も意識していなかった。
食べ物の思い出もない。家で何を食べていたのかもよく覚えていない。
ただ学校の給食は美味しかったので楽しみだった。
父親の人生訓は
「金がないのは首がないのと同じ」
「他人は全て敵だから友達なんか信じるな」
だった。
流石にその理論はおかしいだろうとは思っていた。
今も絶対変だと思っている。
多分世の中の家族とは違う価値観の家庭だったのでよくある家族の感動物語を見聞きしても
ふーん・・・と思うだけで全く実感が伴わない。
子供の頃に親から引き離される可哀想なお話を読んでも
その人の悲しみがわからない。なぜそんなに悲しいの?と思うだけ。
この辺り自分は何か欠落してるなと思う。
そういう経験がないから失うものもないんだろうか。
それに比べて主人の家族は温かい家庭を絵に描いたような家族だった。
こういう家に生まれていたらもっと良い人間になれたかもと思ったりもする。
でも子供の頃から世の中の暗い側面ばかり見ていたお陰かどうかわからないけど
世の中の大半の人は良い人だと社会に出て思ったのだった。
この家族に生まれて良かったことは「自分の生まれた家族以外は良い人が多いという事がわかったこと」かも。
そしてマイナス人生訓を持っている人は不幸を呼び寄せるだけなんだと実家を見ると思うのだった。