この間の「チコちゃんに叱られる」という番組で
小学生になぜ逆上がりをさせるのか?という疑問が出ていた。
なんでも「成功体験・達成感を感じさせるため」らしい。
確かに初めて逆上がりができた感動は50数年経った今でも鮮明に覚えている。当時クラスで一番運動神経が鈍かった私だけど練習してできた時の喜びと言ったら!
まんまと学校の意図に乗っていたわけだ。
しかし当時本当に世の中の子供全員が逆上がりできてめでたしめでたしで終わっていたのかな?とふと思った。
当時一番運動がダメな私ができた事でそのクラス全員は多分できていたと思われる。
でも世の中には病気等でクリアできなかった人もいるかも知れない。そういう人は成功体験どころか挫折体験になったのではないだろうか?
でも逆上がりなんて実際生活する上で非常にどうでもいい事ではあるのでできなかった人も別の事で成功体験を得ていたかも知れないし。
考えてみれば成功体験よりも挫折体験の方がその後の人生に有意義かも知れないとふと思ったのだった。人間努力してもできない事があるというのが私的真実。